朧研究所(おぼろけんきゅうじょ)

日々の買ったもの、考えたこと、調べたこと、便利なもの、おでかけ、プログラムを書いていきます。

子供 斜頸 手術

斜頸

1ヶ月検診の際に子供の斜頸が発覚しました。

子供が生まれて、嫁が実家で面倒を見ていました。

その時に、実家に遊びに来ていた嫁の姉が、子供の首の右側に、しこりがあるのを見つけました。

直径約4cmぐらいで、触ると、コリコリと固い感触がありました。

不安になりましたが、子供は痛がっている様子はないのと、出産した病院での1ヶ月検診が近かったので、その時に質問することになりました。

出産した病院は、嫁が内蔵に出来物があり、それでお世話になっている大学病院です。

質問してみましたが、良いものかも悪いものかも、検査をしないとわからないとのことでした。

おそらく斜頸とは言われていました。

検査のために入院することになりました。

検査の内容は、CTスキャンや血液検査をしました。

しかし、それではよくわからないので、細胞を少し採取して調べることになりました。

嫁の家族はあまり入院や手術に縁がなく、戸惑っていました。

私の家族は、既に父を癌で亡くしており、その時の看病などで、入院や手術には慣れています。

私は仕事がありますが、嫁は仕事を産休中だったので申し訳ないですが、嫁が付き添い宿泊することになりました。

まあ、結果が分かるまで時間が掛かる検査もあり、入院してても何もしない日も2,3日あったので、その日は外泊許可をもらい、実家に戻っていました。

で、結果は、癌などの悪性ではない筋腫とのことでした。

しかし、斜頸かどうかは確定できないので、結局は、他の小児整形に詳しい総合病院があるので、この大学病院で検査した結果をそちらに持っていって診てもらうことになりました。

そして、総合病院で診てもらった結果、大きめの斜頸と診断されました。

この斜頸とは、痛みはないのですが、放っておくと顔や体に歪みが出てくると言われました。

また、3歳までに90%の子供が勝手に治ると言われました。

なので、手術をするなら3歳になるまで様子を見て、それから決めることになりました。

3歳ぐらいにならないと、自分の体の不調を訴えたりすることもできないのも要因みたいです。

手術までは、3,4ヶ月に一度、経過検診をしながら、見守っていく感じになりました。

結果として、3歳になっても全然小さくならなかったので、手術することになりました。

年明けぐらいに、いつしますか?と言われ、我が家は共働きなので、世間的に休みが取りやすいゴールデンウィークにしようとしましたが、他の家庭も同じようなことを考えているみたいで、予約でいっぱいと言われました。

そのため、お盆にする事になりました。

それまでの準備としては、入院の一ヶ月前に麻酔の検査で病院に行きました。

内容は血液検査やレントゲンでした。

手術直前に病気にならないように注意してくださいと言われました。

そして、8/7に入院しました。

その日はあまりすることもなく、入院のスケジュールを聞いたり、おもちゃや絵本が楽しめるプレイルームで遊んだりしてました。

夕方に担当の先生から手術の説明がありました。

今までの検診の時に聞いていた話をもう一度一通り聞いて、手術の同意書にサインしました。

手術自体の難易度は比較的簡単なようです。

抜糸をしないタイプの縫合をするらしいです。

8/8

手術は9時から。

朝食は抜きで、最後の水分も5時45分でした。

8時ぐらいに、気分を落ち着かせる薬を飲みました。

9時から手術が始まりました。

麻酔の準備とか、手術が終わった後の麻酔が切れる待ち時間等も含めて、大体2,3時間らしいです。

結局は11時30分ぐらいに終わりました。

麻酔が切れて、目が覚めたら暴れたらしいです。

全身麻酔をすると、そうなるらしいです。

私も本で読んだことはありました。

ベッドに乗って手術室から出てきた時は落ち着いていました。

しかし、病室に戻ったら、首に巻いてるギプスが嫌らしく、「これ取って〜」っとしばらく暴れました。

麻酔がまだ完全に切れていないので、3時間ぐらい寝ました。

その隙に交代で昼食。

夕方に起きましたが、お茶を飲んでも吐いてしまったので点滴のお世話に。

その後は起きたり寝たり。

首が痛いとは一切訴えてきませんでした。

夜の寝てる間は、結構、うなされていたみたいです。

翌朝になると、お茶はおろか、朝食も完食しました。

朝に主治医の先生が来てく

れ、リハビリの方法を教えてくれました。

手術したところをくっつかないように引っ張る運動なので「痛い痛い」と、泣き暴れていました。

親としても辛いですが、やるしかないので、頑張ってやりました。

これを朝昼晩とやらなければなりせん。

一週間もしたら痛くなくなるとのことなので、とりあえずそれまでは辛いけど頑張るしかありません。

その後の入院生活は、リハビリ運動以外は特に嫌なこともなく生活していました。

プレイルームにおもちゃ、絵本、DVDが山のようにあり、入院期間中に飽きることはありませんでした。

そして、傷口からの水?の漏れもなくなり、傷口も化膿等もなく綺麗にふさがっているので、8/11に退院しました。

傷口はテープでちょっと止められていて、その上から防水の絆創膏を貼ってあります。

さらにその上から、ギプスをはめています。

家でも普通に過ごしており、マッサージ以外は痛いということもありませんでした。

夏だったので、アセモが首にできていました。

あまり激しい運動はさせないように注意していました。

傷口にバイ菌が入るといけないので、湯船に浸かるのは禁止でシャワーのみです。

首のギプスを外してシャワーをしましたが、防水の絆創膏のお陰で傷口に湯が染みることはありませんでした。

一週間後に術後検診に行くことになりました。

嫁と交代で仕事を休み、一週間後から保育園に行きました。

手術から一週間もすると、首のリハビリ体操をしても痛がらなくなりました。

二週間後の術後検診でも綺麗に治っているとのことで、湯船に入っても大丈夫と言われました。

首の装具をはめるのも、特に嫌がることもないのが救いでした。

手術や入院をよく頑張ってくれたのでおもちゃのロボットを買ってあげました。

一ヶ月ぐらいで傷口の腫れは引きました。

しかし、手術した方の首の筋は硬いままです。

2ヶ月後の術後検診で首の装具が外れました。

首の体操と、傷口の絆創膏は後一ヶ月様子を見ることになりました。

手術した方の首の筋が硬いままなのは斜頸の残りらしく、治ることはないらしいです。まあ、生活と成長に支障はないらしいです。